北里大学病院にて

北里大学病院にて

6月10日、北里大学病院小児在宅支援部門にいらっしゃる子ども達とご家族にプラネタリウムを届けました。TOOTHFAIRYチャレンジキッズプロジェクトの一環です。
星つむぎの村からは、高橋、跡部、黒井が参加しました。 4mドームでのお届けです。

北里大学病院は、北杜市にある「あおぞら共和国」の建設や運営にご尽力されている、小口先生が長くいらしたところでもあり、黒井さんもつながりの先生がいらして、ついてすぐに、もともとつながってました・・な雰囲気に包まれました。しかもちょうど、2日前に実施されていた「日本専門看護師協議会」主催の日本CNS学会に、オンライン参加されていた方が、高橋がオンデマンド発表したものをご覧くださっていて、「すごいタイミング!」と全部見てくださっていたのもとても嬉しく思いました。

でも実はここにプラネタリウムを呼びたい!と、最初に動いてくださったのは、経営戦略室の広報で働きはじめてまだ2年目という若きTさん。去年秋掲載された日経新聞の記事を見て、これをやりたい!と思ってくださって調整を始めてくれたそうです。はじめての試みだったので、内部の調整はほんとうに大変だったと思います。 実現できたことが何よりも、素晴らしいことでした。

今回は、小児在宅支援部門で3回予定。バギーっ子や医療的ケアがたくさんある子ども達とお母さんが入ってくださいました。子どもがしっかり目を見開き、嬉しそうにする姿に、心底ほっとしたような表情を見せるお母さん。「自分の悩みは小さい、いやされました」と感想残してくれたお母さん。
ある回では、ドームの姿をみて、これははいりたくない!と、きっぱり主張して、入る前に拒否する大声を中で聞きながら、正直私は、さすがにこれははいれないかも・・と思っていたのですが、でも、最初は自分で必死に車いすの車輪をとめていたのが、最後は、その力が緩んで、ちょっと入ってもいい、という気持ちになったみたい。 看護師さんたちの素敵なサポートで、ささっと入ることができ、だんだん暗くなって満天の星がでれば、もうオッケー! 最後になるにつれ表情はどんどん輝いていきました。

今回3回予定でしたが、ドクターが学生さんをぞろぞろっと連れてきて、全員見せたい、と。急遽、途中で、学生たちへの特別投影を増やしました。みんな寝ころんで、先生と一緒に。めちゃくちゃノリのいい学生たち。 「学生に話すの大好きなの」といったら、それも拍手して喜んでました。 どんな深刻な状況があっても、遠いところから「今ここ」を見つめることができる視点を持っていてほしい。 エールを送りました。

次は小児病棟でやりたいね、という声も多く聞かれ、ぜひまた来られたらうれしいです。
細部にわたり調整してくださった皆様、体験してくださったみなさま、また一緒に星をみましょう!