練馬区・豊玉保育園にて

練馬区・豊玉保育園にて

7月5日、練馬区の豊玉保育園に星を届けに行ってきました。
3月にお伺いした石神井さくら保育園からのつながりです。
4mドームで3回投影でした。村からは跡部、藤田一家、りょっぴぃが参加しました。

レポートは藤田優子です。
1回目・・・とびうお組(3歳児さん) りょっぴぃ
2回目・・・いるか組(4歳児さん) 藤田夫妻
3回目・・・くじら組(5歳児さん) 藤田優子

1回目の3歳さんはドームが怖くて泣いてしまった子が先生に抱っこされて途中で外に出てきました。でもしばらくすると、また先生に抱っこされてドームの様子を覗きに来てくれました。再び中に入ることはありませんでしたが、涙の跡があるお顔でそーっとドームのお部屋を覗く姿がなんとも可愛らしくて、また次は一緒に見ようね!と声をかけました。

2回目の4歳さんは「怖くない!」と笑顔でドームに入ってくれましたが、ほんとはちょっと怖いんだろうな、という子もちらほら。でも、みんなで一緒に宇宙旅行にいって、笑ったりびっくりしたりしているうちに、怖い気持ちは忘れてしまったようでした。

3回目、3歳のお子さんたちのあとに4歳のお子さんたちを見るとその体つきや表情の違いに驚くのですが、4歳のお子さんのあとに5歳のお子さんたちの投影をすると、その視点や表現力、また知的好奇心のエネルギーに圧倒されます。目に見えるものに惹きつけられて「わぁー!!!」となったあと、私が語り始めると一瞬で「しん」となるその静けさからは、「知らないことをもっと知りたい」という強烈なまなざしをじんじん感じ、こちらの身が引き締まる思いでした。
この日は投影の前に七夕会をしていたというお子さんたち。
ポインターでベガを指し、この1番明るい星は、おりひめさんでしょうか?ひこぼしさんでしょうか?といういつものクイズを出したら、「どっちも!」「両方!」「今日は一緒にいる!!!」という何とも素敵な答えがあちこちから返ってきたのでした。そりゃそうだ、七夕だもんね、と、1年に一度のたなばた会をたった今経験してきた子たちを前に「いつものクイズ」なんて思ってしまった自分を反省しました。そして、ベガとアルタイルがぴったり寄り添っている姿を想像して、心がほっこりしました。
星や宇宙について学びを深めているという年長さんたちはさすがにいろんなことを知っていて驚きましたが、どの年齢のお子さんたちも、日々の保育園での生活の中にある経験や学び、遊びがちゃんと体や心に積み重なっていて、今日のプラネタリウムもまたこうしてそこにつながっているんだなぁと思うとじーんとしてしまいました。
一緒に星を見た経験が、また新しい扉を開くきっかけになってくれたら嬉しいなぁと思います。