錦秋幼稚園へキャリングプラネタリウム

錦秋幼稚園へキャリングプラネタリウム

7月22日、東京都多摩市にある錦秋幼稚園にキャリングプラネタリウムをお届けしました。3月以降、「出張」したプラネタリウムは、今月の打越保育園に続いて2つ目です。

全国あちこちの幼稚園・保育園が、お泊り保育が中止になって日中イベントになったり、逆に日中イベントを削ってお泊りだけする・・というような状況の中、プラネタリウムをやればみんなで一晩過ごした気分!になれるのがよいところだなあと思います。
今回の幼稚園は、村人である植村さんからの声がけで実現しました。植村さんからのレポートです!

今回のプラネタリウムは、今年は断念せざるを得なかったお泊まり会のかわりに、年長さんたちに特別な一日をプレゼントしたいと、先生方がいろんな工夫をされる中で、その企画の1つに星つむぎの村のプラネタリウムを選んでくれて実施できました。広いホールに、一クラスずつ、先生方も最小限の人数で、毎回換気と床掃除を行いながらの開催となりました。
ドキドキしながら迎えた一クラス目、ちょっと緊張しながらホールに入ってきた子どもたち、プロジェクターの周りにシートを並べて、みんなで寝転んで見るんだーという実感が沸いてくると、だんだん笑顔になっていきます。キラキラ星の手遊びをして、プラネタリウムが始まると、もう「キャーキャー」が止まりません。お星様見えてくるかな~?の声に「あった!」「見えた!」「1,2,3,4,、、、」ともうどんどん反応が返ってきます。足も手も気持ちといっしょに動く動く!体いっぱいにプラネタリウムを楽しんでくれているのが伝わって、「プラネタリウムを体験してもらえてよかったなあ!」という気持ちと、「この場に立ち会わせてもらえてなんて幸せなんだろう!」という気持ちでいっぱいになりました。


二クラス目、三クラス目と、それぞれのクラスのカラーや見る順番もあったと思いますが、毎回反応が違って、体いっぱいに興奮があふれ出ているクラスもあれば、たくさん拍手をしてくれるクラスもあったりして、とても面白かったです。それでいて、やはり誕生日星座のところは、自分の星座を指さして「さそりざ!さそりざ!」と声を出したりしてとってもうれしそうなのは、どこのクラスもいっしょ。寝転ばずに体育座りして見ていた子が、自分の星座を見つけた途端に、チケットをかざして喜んで、その後はゴロンと寝転んで楽しんでくれていたのにはぐっときました。真っ赤な火星が迫ってくるときの「キャーキャー!」も、その火星をみんなで投げ飛ばした「よいしょ~!」も、木星の横をぐいんとすり抜けたつもりが「あたっちゃったよー!!」という声も、一つ一つが大きなエネルギーとなって、宇宙を旅して何倍にも膨らんで、これからのこどもたちみんなの未来につながってくれるんじゃないか、そんな希望を感じることができたプラネタリウムでした。
真理子さんがプラネタリウムの最後に、「今日は、お泊まり会はできなかったけれど、みんなが寝る予定だったこのホールで、いっしょに星を見て、いっしょに一晩過ごすことができましたよ。もうすぐ明日の朝がやってきて、みんなで『おはよう!』が言えるね!」と話してくれました。

 本当にその通り!一晩いっしょに過ごせたね。年長さんたちは本当にみんなしっかりしていて格好良くて、お泊まりなしでもみんながしっかり成長している姿をバッチリ見せてもらいましたよ。すてきな年長さんたちでした!さいごに、自粛が明けてからのひと月半、マスクや手洗いなど負担が増えたり、家庭の環境にも変化があったり、きっと子どもたちにも不安定なところがあったと思います。先生方は、そんな子どもたちを支えつつ、消毒など肉体的な負担はもちろん、多くの園児と接触なしには園生活はできないわけなので、感染の心配など精神的にも大きな負担がかかっていることと思います。
そんな中で、子どもたちが毎日笑顔で幼稚園に行きたい!という環境を作ってくれ、年長さんたちがあんなにすてきな笑顔とのびのびした姿を出せるようにしてくれていることに、一園児の親としても本当にありがたく、頭の下がる想いです。実現できてよかった~~~~~~~~とこころから思います。