名古屋特別支援学校にて

名古屋特別支援学校にて

10月29日、名古屋特別支援学校にお伺いしました。支援学校での7mドームは、コロナ禍になってはじめてです。去年12月に開催された、「おおぶみんなでプラネタリウム」をご覧いただいた先生から伝わり、企画を実現してくださいました。コロナ禍での実施は、先生たちの間でもさまざまな議論や心配があったことと思いますが、丁寧に準備してくださりありがたい限りです。
星つむぎの村としても、7mドームの排気実験からはじまり、除菌装置や排気口近くでのファンの設置など、できる限りの感染対策をしてのぞみました。

スタッフは山梨から高橋、跡部。愛知県内から内海、浮森が初参加です。
高等部2年の生徒さんたちが、2チームにわかれての観覧。 生徒さん、先生たちの期待感に包まれ、はじまってからのドーム内の空気は、「幸福感」としかいいようのない空気でした。
中には号泣されてる先生も。

今年村人になったボランティア2名も、オンラインでは何度も顔をあわせていましたが、今回リアルイベント初参加。2人にそれぞれ感想を書いてもらいました。

★★★
(内海)
実は集合より30分も前に着いていたんですが、間違えて隣の青い鳥に居ることに、ちょっと遅れてしまいすみませんでした。
初めての参加でしたので始めはどきどきでした。また7mものエアードームにもびっくり、またそれにきれいに投影できるプロジェクターにもびっくりでした。プログラムは宇宙旅行や惑星に真近に接近する迫力、解説と同時にパソコンを操作する高橋さんといいびっくりポンがいっぱいでした。カウントダウンで目を開けると広がる宇宙に「う、わーぁー」と声を上げる子供たちにもやりがいのあるお手伝いだと感じました。
最後に生徒たちからの気持ちのこもった「ありがとう」のお土産までいただき、一瞬うるうる来てしまいました。いつか投影ではなく直接自分の目で本物の宇宙を見れる日が来ることができたらと思いました。子どもたちに宇宙のすばらしさを見てもらうだけでなく、子どもたちから障害を持ちながら一生懸命手作りしたお土産をいただき、私は彼らから力をいただきました。今日いただいたお土産は、私にとっては、素晴らしい宝物です。

(浮森)
初めて病院がプラネタリウムに参加しました。7mドームの大きさにビックリ、中に入ってみると、あまり圧迫感はなく、思ったよりちゃんと空に見えることにもおどろきました。
10名弱の生徒さんに先生方がついて、20名前後の投影が2ラウンド。
車いすでドームに入り、今始まるか、今始まるかとの期待感がひしひしと伝わってきました。
宙の案内が始まると、(多分目をきらきらさせて)じっと空を見上げ、解る星が出てくると手を伸ばし、満天の空になると歓声を上げ、火星を投げ飛ばす為にみんなで一緒に両手を伸ばす。
あっという間の宇宙旅行。最初は子ども達の様子を見ていたけど、いつの間にか自分も空を見て一緒に楽しんでいました。
7mドームの設営と撤収は、初めての身にとってはなかなか大変でしたが、そのうち何ともなくなるくらいに慣れていけたらなと思います。(早くいろんな所に行けるようになると良いですね)最後に,生徒さん達の作ったお土産を頂きました。嬉しかったです。
貴重な経験が出来たこと、星つむぎの村と出会えたことに感謝します。