奈良養護学校にて

奈良養護学校にて

9月30日~10月半ばにかけて、奈良養護学校で、フライングプラネタリウムを14回行っています。小学部や高等部で、みなさんに見ていただく時間以外に、病棟内の教室や、訪問教育先の生徒さんのご自宅でも行っています。
すべての投影に、生徒さんたちのお名前と星座と顔写真をいただき、みんなのお名前と誕生日星座のこと、そして宇宙旅行体験を行っています。

先生方がとても温かく、素敵な感想をすでにいただいているので、紹介します。あらためてのレポートは、すべてが終了したのちにいただく予定です。

Aさん、体調によっては眠ってしまうかも・・・と心配していたのですが、眠るどころか興味津々・集中力抜群・目力もギラギラで楽しんでくれていました。天井に映る世界を広く見ている様子があって、「もっと見たい。もっと楽しみたい。」という気持ちが表れていて、プラネタリウムを実施して本当に良かったと思いました。また、保護者(母)もMちゃんと同じ世界を見て、気持ちを通わせてくださっているようで、親子にとってもいい時間になったと思います。

Bさんははじめは落ち着かない様子で心配したのですが、途中から嘘のように落ち着き、高橋さんの声や天井に映る星空に注意を向けはじめました。普段から絵本の読み聞かせの中で、同じ言葉の繰り返しが好きなのですが、今日も高橋さんの「ずっと、ず~っと昔から・・・」というフレーズを聞いてニコッと笑っていました。初めてのプラネタリウムという体験の中でも、注意を向け、自分の好きなことを見つける様子が見られて、本当によかったです。保護者(母)も本人が落ち着き始めるとAさんといっしょにプラネタリウムを楽しむことができていて、特に「Aさんが生まれた日の星空」には感動しておられ、すかさず携帯で写真を撮っておられました。今日で訪問教育の子どもは2人がプラネタリウムを体験したのですが、2人それぞれにこの体験を受け止め、声や音・光を感じ、自分の中に吸収していってくれているようで、うれしく思っています。

生徒だけでなく、管理職はじめ私たち教員も幸せな時間となりました。ありがとうございました。