星つむぎの村通信 –No58– 2020.9.2発行

星つむぎの村通信 –No58– 2020.9.2発行

 

 

猛暑、猛暑の夏もやっと終わりが見えていました。
いざ終わるとなると なんとなく名残惜しくなるなぁ、なんて思ったりしてます(まだまだ暑いけれど・・・)。
ちょっと早い気がしますが、コロナ禍の中、みなさんの「夏の思い出」はどんなだったでしょうか。
例年とはちょっぴり異なる夏だったかもしれませんね。
そして、今度は秋の到来です。台風の心配もありますが、澄み切った秋の夜空やお月見などもまた楽しみです。
さて 星つむぎの村通信 58号をお届けいたします。
お楽しみくださいね!

(仲道正恭)

<星空俳句>

炎天を 忘るる今宵 星宴(ほしうたげ)

連日の暑さの中、コロナウィルスはとどまるところを知らず、蔓延し続けています。
こちら野辺山・清里も日中は気温が30℃になりますが、日が落ちると20℃くらいで、今夜は18℃にまで下がりました。
そんな中、夜になると かすかに秋の気配を感じることがあります。
頭上は満天の星、そんな情景を詠んでみました。

(青りんご こと 斉藤泰文)

===========目次===========
1.今月の星空紹介
2. 宇宙小話
3.村人だより -村人登場!-
4. 星つむぎの村 活動スケジュール
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1.今月の星空紹介

9月の満月はハーベストムーン(収穫の月)
・・・日本では「収穫の秋」なんて言葉を耳にするこの季節、海の向こうのアメリカでも同じく収穫の時期を迎えています。
トウモロコシにちなんでコーンムーンといったりするそうです。

さて、今年の夏は梅雨が長く、明けたと思えば猛暑の毎日でしたね。
ワタクシが暮らしている八ヶ岳南麓も、とても暑い日が何日かありました。
例年ですと、このあたりの夏の夜は寒暖差があるせいか靄などがかかり、なかなかクリアな星空に出会えません。
ところが、今年は良い意味で例年と違い、澄み切ったクリアな夜空に満天の星、
夏の星座たちや天の川などをたくさん見ることが出来ました!
ペルセウス座流星群も仲間たちと観望し、気持ちはみんな少年少女
・・・流れ星を見つけるたびに「お~!」「あぁ!」とか歓声をあげて楽しんだ夏の夜の思い出となりました。

秋の気配を感じ始めるこの頃、夏の星座を背景に土星と木星が仲良く並んでいます。
その近くを明るい月が通っていったりします。
そうそう、10月6日の地球最接近に向けて明るさを増す火星にも注目です。
ゆく夏とくる秋・・・それぞれの星座たちと惑星を見上げて季節の移ろいを感じてください☆

(安江美香)

昇る秋の星々と明るさを増す火星      2020.8.17 北杜市大泉町にて
(写真提供 跡部浩一)

 

2.宇宙小話

和尚さんと八っつぁんの星空道中
和:和尚さん、 八:八っつぁん

(ドタバタとやって来た八っつあん)
ハ:和尚さーん、星がすごーくきれいに見えてますよ。
空いっぱいに星星ほし!星ってこんなにたくさんあるんですねぇ。
和:わしも今、うっとりと見ていたところじゃ。どうじゃ、夏の天の川、きれいじゃろう!
(きょろきょろと星空を見上げるハっつあん)
八:そう言えば、夏は「天の川」って言いますね。どこにその川が流れているんですかい?
和:八っつあん、見えんか?
あの天の川。モヤモヤッと白っぽく帯のようなものが、南北に流れているように見えるじゃろ。あれが「天の川」じゃ。
八:あー、そう言えば思い出した。むかーし、和尚さんに教えてもらった「アレ」ですね。
(じっと真上の空を見あげる八っつあん)
見えた、見えた!和尚さん、見えましたよ。モヤモヤッとしたものがつながってます。
和:オウ、思い出したか。どうじゃ天の川。今日は、素晴らしい姿を見せてくれておる!
八:そうそう和尚さん、天の川って星がいっぱい詰まっているところなんですよね?
和:まあ、そんなところじゃ。ところで八っつあん、「銀河鉄道の夜」と言う童話を知っておるか?
八:知ってますよ、宮沢賢治でしょ!これも、昔和尚さんに教えてもらったじゃないですか。
和:あ、そうか。今度はわしが忘れておったようじゃな。すまん、すまん。
八:いいですよ。和尚さんも、もう年だから・・・。
和:(ムムム。)そこでだ、八っつあん、賢治が見た星空や天の川がどんなだったか想像できるか?
八:どんなって、今と同じでしょ!
和:違うんじゃよ。賢治が生きたのは今から100年くらい前じゃ。
賢治が見ていた天の川や星空は、おそらく今とは比べ物にならないほど、きれいにはっきりと見えていたはずじゃ。
八:ずいぶん力が入ってますね。どうしてそんなこと言えるんです?
和: 100年程前の夜は、こんなに明るくはなかったはずじゃ。
ところが今は、比べようがないほど夜は明かりで一杯じゃ。
都会や家の周り、この寺の周りだって、明るくて天の川が見えにくくなっておる。
八:なーるほど、違いはそこですか。
今、天の川が分らないのは、周りが明る過ぎるから・・・ってことですね。
和:そうじゃ、輝く天の川を見て、賢治の想像力は大きく膨らんだのではないかのう。
きっと、故郷「花巻」は、賢治の想像力を逞しく育ててくれたんじゃろう。
八:今賢治が生きていたら、ガッカリするでしょうね。
和:それどころか、このファンタジー童話が世に出ることはなかったかもしれんぞ。
八:和尚さん、凄い!カッコいい一言ですね。
つまり、賢治の生きた時代は、そんなロマン溢れる星空が見えていたってことですね・・・。
和:ハハハ、そうかもしれんな。
そうそう、天の川と言えば、日本のこんな言い伝えがあるのを思い出したぞ。
天の川は、「三途の川」だそうだ。
亡くなった人が、天の川に掛けられた橋を渡って、現世に戻ってくるんだそうだ。
それがお盆。そして、七夕祭りは、その世界からやってくる人たちをお迎えする準備のお祭りだと言われておるそうじゃ・・・。
八:へー、天の川って、いろんなところに登場するんですね。
(しきりに感心する八っつあん。今日も、なるほどモードです。)

当時の輝く天の川の姿に思いを寄せ、しばし夜空を見つめる和尚さんと八っつあん。
そんな気持ちにさせる夏の星空&天の川でした。

(今回も、和尚さんと、八っつあん、素敵な夏の星空を楽しんだようです。
また、八ヶ岳山麓は縄文文化が栄えたところ。
そこに生きた人々は、輝く星空と天の川をどんなふうに見上げていたのでしょうか。
今とは全く違う真っ暗闇の世界、恐ろしくもあり、でも見上げるといつも見守ってくれている、
心和む輝く星空が広がっていたことでしょう。)

(星じい こと 宮下 功)

天の川流れる星つむぎの村・アルリ舎    2020.8.17 北杜市大泉町にて
(写真提供 跡部浩一)

 

3.村人だより -村人登場-
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〇投稿者プロフィール
愛知県大府市在住。
おおぶみんなでプラネタリウムの実行委員です。
本業は看護師だったけれど、今は白衣を脱ぎ事務のおばさんをしています。
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星のことは全くわからないけれど、最近は 日本実験棟「きぼう」/国際宇宙ステーション(ISS) が頭上を通る時に興奮します。
地上から400キロ離れ、地球一周を90分で回っている「きぼう」/ISS。それが放つ光はとても明るく、家族はもちろん、離れている友とも連絡を取り合い、その時を待ち、一緒にその光を見つめる時の一体感が大好きです。

友の影響で発酵食品に興味を持ち、味噌を手作りしたり、酵母を発酵させたりし始めました。
それを口にするせいか、最近は妙に体力がついてきた気がして(気のせいか?笑)、
朝起きて1時間半、約7000歩、6キロを犬と歩いてから出勤する様になりました。
近所の歩いた事もない道を、時には蜘蛛の巣に引っかかりながら探検するのも楽しいです。
肩こりやふくらはぎのコリが悩みでしたが運動のせいか今は軽減。
運動嫌いな私が継続できているのに自分でもびっくりです。

最後に私の別名は「クラウンチョク」。
NPOを立ち上げ、赤い鼻を付けてバルーンショーをする活動もしています。
今はコロナの影響で、活動停止中ですが、活動再開の日に向けて腕を磨こうと思います。
バルーンでのウェディングドールの作成もしていますので宜しければご依頼お待ちしてまーす。

(松下直美)

4.星つむぎの村 活動スケジュール

オンラインで行われているものについて紹介します。

<ライブ配信して現在も見られるもの>
8 月6日の全国一斉フライングプラネタリウムは「流れ星」がテーマでした。
https://youtu.be/qv4hwlhFS98

希望の星に祈りを―小林真人・星空コンサート
https://youtu.be/yURdvl8Bvaw

星のポエトリックオペラ(覚和歌子&丸尾めぐみ 朗読ライブ)
https://youtu.be/AgSt7Ozq5VU

戦場に輝くベガに寄せて  跡部&高橋 トーク
https://youtu.be/1RLWAr7cWfk
「戦場に輝くベガ」の制作について

7月25日 宙先案内人と行く 池田綾子 星の旅
https://youtu.be/KdCSQSPCxmY

<動画配信>
村人がオリジナルで開発し、オリジナルで制作した動画です!
ペットボトルプラネタリウムをつくろう!
https://youtu.be/Vmu6GRLyu2o

かなつなぎで星座がつくれるかな?
https://youtu.be/g_bZWKav6es

どこでも宇宙をつくろう!
https://youtu.be/PMNHbZMQayY

この地球(ほし)の希望
村人やこれまでフラプラを体験してくれた子どもたちが登場! なんと英語字幕つきです。
https://youtu.be/DLbY7wImwHY

Fortune stars!  星に願いを プロジェクト
子どもたちから集めた「願い」を、宇宙に届け、星つむぎの村の村人がそれにコメントしています。
https://youtu.be/VsZN7yZ_pvk

<今後の予定>
9月12日(土) 星の寺子屋
子どもたちが遊びながら学び、交流する場です。
ご興味ある方はinfo@hoshitsumugi.main.jp

9月15日(火) 全国一斉フラプラ #8 「惑星いろいろ」
サイトでお知らせします

9月20日(日)午後8時~9時 「すべての人に星空を―「病院がプラネタリウム」の風景」出版記念オンライントーク
サイトでお知らせします

<リアルイベント>
9月12日(土) 曽根丘陵公園にて星を見る会
※定員に達しました

<特別なお知らせ>
覚 和歌子さんと丸尾めぐみさんのコラボレーションに、映像をつけたコンテンツ(星のポエトリックオペラでライブ配信したもの)を、覚さんの公式サイトの一部である、「モモランチストア」にて、販売しています。 売上の一部は、星つむぎの村の支援にまわっています。
https://momo-launch.stores.jp/
他、
http://hoshitsumugi.org/join/
に掲載されますので、チェックしてください。

また、「フライングプラネタリウム」は、ご自宅などの天井いっぱいにうつすためのプロジェクターを貸し出して、特別な投影を行うこともできます。また病院他、出張プラネタリウムの代わりにフライングプラネタリウムやっております。
ぜひお問い合わせください。
http://hoshitsumugi.org/

(高橋真理子)

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★星つむぎの村の最近の活動報告はこちらから!
〇星つむぎの村ウェブサイト  http://hoshitsumugi.org/
〇星つむぎの村facebook   https://www.facebook.com/hoshitsumuginomura/
〇星つむぎの村のプラネタリウム http://hoshitsumugi.org/planetarium/
〇病院がプラネタリウムfacebook https://www.facebook.com/hospitalplanetarium/
〇スターラウンド八ヶ岳Webサイト https://star-yatsugatake.com/

◆お願い
村通信に写真、絵などを掲載したいと思っています。
星関係はもちろんですが、関係なくともこころに響いたり、ほっとするものでOKです。是非投稿ください!news@hoshitsumugi.main.jp