いちい保育園へのフライングプラネタリウム

いちい保育園へのフライングプラネタリウム

8月1日 北六浦いちい保育園【レポート 黒井良子】
星つむぎの村の病院がプラネタリウムの今2020年は大きな転換期となりました。2019年度は200日と、盛んだった出張プラネタリウムが3月以降次々と中止になりました。対象が基礎疾患のある子どもたちとそのご家族なので安全が第一優先だからです。
その代わりライブ配信を行うフライングプラネタリウムを行う機会がどんどん広がっています。
北六浦いちい保育園は、横浜の南に位置する高台にある保育園です。今回は年長クラスの夕涼み会でフライングプラネタリウムを楽しみました。
20人クラスを半分に分けて、9組の親子様向けに20分の内容で、2回の投影でした。
毎回寝転ぶござの消毒
参加者の検温
手洗い、消毒
普段園庭までの送迎の制限をしている保護者様を1名お部屋に入っていただき寝転んで見るために必要な感染対策も考えてくださいました。
参加が難しい方には家からでも同じものを配信出来ることも紹介しました。
コロナ禍となり、お散歩、山遊び海遊び…。キャンプ等体験活動がしずらくなっている今、
参加する、しない。
行く、行かない。
そういう選択出来ることすら制限があるので、
選ぶ自由を提供したいと思いました。
プラネタリウムって科学館に行って見るものじゃなくて配信で見れるんだ!!
うちの子達は何を選ぶ?
やれることって何?
想像して、創り出す楽しさが味わえたら嬉しいだろうなと思いました。
さて2回の投影
大興奮で大騒ぎでした。
一番のもりあがりは
事前に準備しておいたクラスのこどもたちの写真を加工してもらい、宇宙遊泳で星空に登場したのでした。
お休みした子の名前を呼んでくれました。
「あーっSくんがいる!!」
「僕ここにいるよー!」
Sくんは7月から入って来たばかりの男の子、0歳から保育園に通っているお友達と一緒のクラスにやっと慣れたところでの夕涼み会でした。
お友だちと仲良くやれているのかな…。お母様はきっと気になっていたと思います。
「ぼくここにいるよ!」
といったSくんを優しく撫でるお母様の姿がありました。
また、
天の川銀河をみながら
「ねぇ!!宇宙が爆発したらどうなるの?」
と質問をした子がいました。
プラネタリウム終了後
「いい質問したね。
真理子さんに聞いておくね。」と約束しました。
私は銀河系宇宙が爆発するなんて考えたことありませんでした。
解説の真理子さんの答えは
「星は爆発しても宇宙は爆発しないから安心してね」
でした。
まだ返事を返してないのですが、
きっとまだまだ
どうなっちゃうの?なんで?の質問が続くかもしれません。
それがとーっても大切な体験だったなと思うのです。
どうしてだろう?なんで?って思うことってすごく大切なことだね。大人になってもどうしてだろうって思うことがたくさんあるよ。
好きなことを想像して創造できるかもね。
まず、体感して想像することを大事にして欲しいなぁって思いました。
だって想像の世界では宇宙遊泳をクラスのみんなと出来たのですから!楽しかったね!
またみんなで星を見上げようね!
ほっと一息、保育園の帰り

まん丸お月様が輝いていました。