法人になって3周年

法人になって3周年

今日は、ハッピーバースデー!一般社団法人星つむぎの村の誕生日です。

山梨県立科学館のボランティアグループとして始まった「星の語り部」(2004年)が、「(旧)星つむぎの村」(2008年)と合流し、スタートした「星つむぎの村」(2016年)。
活動が広がりを持つ中で法人格があった方が都合がよいと、一般社団法人を立ち上げたのが3年前の今日、2017年6月2日でした。
この間、多くの人たちとの関わりの中で、様々な活動を続けてきました。
しかし、一貫して変わらないのは、星つむぎの村に参加する人たち自身が幸せになること。そして、星つむぎの村が関わる人や社会が少しでも幸せという方向に近づくこと。
この方向性はずっと変わらずに進んできていると思います。

メーリングリストでの情報交換や交流は今も変わらず、新たにSLACKというツールを得て、北海道から沖縄まで150人以上になった村人がつながっています
プラネタリウム番組やユニバーサルデザイン絵本などの創作活動は毎年のカレンダーづくりや今取り組んでいるアルバム絵本づくりに受け継がれています。
村通信も含め、村人が少しずつ関わってプロダクトを作り上げるありようは、「星つむぎの歌」が2167人の言葉から作られたそのミーム(文化的遺伝子)の発現です。
2011年以降、途切れることなく訪れている東北の被災地。
イベント会場で人々の手に渡る様々なワークショップやオリジナルグッズ。
こうしたことごとが「一緒に星を見たい」「すべての人に星空を」という想いから生まれ、時を経て受け継がれています。
そしてさらに、「みんなでプラネタリウム」などの村びと企画として、大きく開花したものも。

星つむぎの村がたびたびお世話になっているフォーハーツカフェの大木さんが、「文化とは「自分たちこそが文化の灯火を育む者である」という一人一人の気概である」と最近のブログに書いています。
星つむぎの村は、「人々がともに星空を見上げ、ともに幸せをつくる」という文化の担い手であったし、これからもずっと、その気概を持ち続けたいと思います。

昨年、90回を数えた「病院がプラネタリウム」。実は、3月以降は1件も実現していないのですが、どっこい「フライングプラネタリウム」は、まさに翼を得たように、全国へと届き始めています。そして、オンラインになったことで、なかなか参加ができなかった遠方の村びとも、子どもたちとの交流に加わってもらえるようになっています。
先日、「天文学とプラネタリウム」(通称天プラ)というメーリングリストで、全国のプラネタリウムや科学館などのオンラインによる取り組みの紹介がありました。
そこには、星つむぎの村のフライングプラネタリウムは、「★フライングプラネタリウム 実績十分、組織として力を発揮」と記載されています。

「星つむぎの歌」は、「僕らは一人では生きていけない」と歌います。
社会のあらゆるベクトルが、分断と孤立へと向かう今、
一緒に星を見あげて、互いの幸せを願う多くの仲間とともにいられることに、心より感謝します。

バースデーソングは、やっぱり「星つむぎの歌」。
さあ、みんなで一緒に歌いましょう。