多機能型拠点「郷」へフラプラ

多機能型拠点「郷」へフラプラ

 5月28日、横浜にある多機能型拠点「郷」のみなさんへ、フライングプラネタリウムをしました。郷にきている子どもたち、そして、今は、それぞれご自宅でがんばっておられる子どもたち、17名とそのご家族が体験してくださいました。それぞれが離れたところにいるので、今回は、フライングプラネタリウムの前にzoomで顔をあわせ、アイスブレイクをしました。そこに、村人が9人加わりました。前半レポートは、谷口加奈子ことニッチです。
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子供たちの中には、見知った顔もちらほら。はじめはzoomで。村人の自己紹介を一言ずつ。メンバーは跡部さん真理子さん、札幌のニッチ、愛知の川北さっちゃん、千葉からうふふなみかんのゆきさん、東京から藤田優子さん、康弘さん、ゆいちゃんいつきくんの藤田一家、です。
アイスブレイクで優子さんのピアノやゆいちゃんの歌、康弘さんのかけごえにあわせ、村人が一人ひとり、子どもたちのお名前を呼んでいきました。
みんなめいめいのお返事の仕方で、ここにいるよーって教えてくれました。

 zoom画面のむこうには、たくさんぬいぐるみを振ってくれていたきょうだいさんがいました。すぐにお名前がわからなかったので、呼べなくて、ほんとは、そばに行きたかったなーと思いました。

 さて、youtubeでの配信中はzoomを一度退出してもよいということにしていたのですが、だいたい7、8家族さんがつないだままにしてくれていました。私もzoomにつないだままで、youtubeでプラネタリウムを見ていました。そうすると、一人で見ているのにひとりじゃないってことをすごく感じました。
地球を飛び出すときに大きく腕を動かしているお子さんがいました。まるで宇宙飛行士のようにふわふわ浮いているみたいに見えました。
プラネタリウム中も姿勢を調整しているご家族(お母さんでしょうか)もいらっしゃいました。
火星が近づくとともに大きく瞼を開いたお子さんの目に光が映り込んでいた時は、思わずはっとしました。そうしてそれぞれの場所から、私たちはみんなで宙を見上げ、はるかな距離の旅をしました。終わった後のzoomではお客さんの一人のゆりなちゃんが大きな声で感想をお話してくれました。みんなで感想を言い合える機会があっても素敵だなと思いました!
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終わったあと、施設のスタッフさんが、「アイスブレイク、みなさん大画面の中で自分での注目は、緊張しながらもわくわくした様子もあり貴重な経験だったと感じます。お名前を呼んでいただけること、参加の皆さんが主役になれる瞬間で大切にしたいなぁと改めて感じました。」とおっしゃってくださいました。
みんなで一緒に見る、というのが難しい今、少しでも、「一緒に」と感じられるようなことを、村人がみんなアイディアをだしあっています。
これから、いろんな村人が、少しずつ登場して、そのたびにいろいろ工夫を重ねられたら、と思っています。

ニッチのレポートでもでてきた、ゆりなちゃんは、ほんとうに宇宙が大好きで、今回は、「宇宙飛行士になりたい」「「宇宙に行ったら、脚が動くようになるから大丈夫だよー!フワフワー!(無重力)」と言っていたそうです。そのことばに、お母さんは、胸がキュッとした、とおっしゃっていました。ゆりなちゃんやみんなの心がどこまでも自由になっていくお手伝いができたら嬉しいです。
写真は、みなさんの許可をいただいて掲載させていただいています。
実施してくださった郷のみなさま、参加してくださったみなさま、ありがとうございました。