星つむぎの村通信 No.20 2017年1月5日 小寒

星つむぎの村通信 No.20 2017年1月5日 小寒

あけましておめでとうございます。
みなさま、どんなお正月を過ごされたでしょうか。
故郷に帰り、懐かしい風景の中で星空を眺めた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
さて、この通信も昨年3月の春分からスタートして、今号で20号となりました。
今年は、時季の星空やイベント情報のほか、星空写真や思い出の星空エッセイなどもお届けしたいと考えています。
これからも「星を見てみようかな」と思っていただけるような通信を目指して、毎号言葉をつむいでいきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

15日は小寒、太陽の黄経は285度。
晴れ続きのお正月とあって、星つむぎの村の仲間たちから、野辺山や川上村(長野県)で素晴らしい星空を見た!とか、
三日月と金星のランデブーがすてきで思わずシャッターを切ったよ!(12日)などの声が聞こえてきています。
冬の寒さはこれからが本番ですが、空は澄んで明るい星たちがにぎやかな季節、防寒対策をしっかりして、星空を眺めてみませんか?
(文責 植村あゆみ)


今号の目次………………………………………

【共同代表より新年ご挨拶】

【今号の1枚!】

【時季の星空】

【星つむぎの村イベント情報】

【星関連イベント情報】

【今年、星つむぎの村はどんな活動をするの?】

【どんな人なの?プロジェクト村民~その1~】

………………………………………………………

 

【共同代表より新年ご挨拶】
2017
年の幕開け。初日の出、まず赤く色づいたのは、南アルプスの北岳や八ヶ岳の頂でした。
夕暮れ、西の空の三日月から振り返ると薄紅色に染まった空の下の方が暗いのは地球の影、アースシャドー。
空は、星は、いつも私たちがどこにいて、私たちが何者なのかを教えてくれます。今年も、みなさんとともに、
空を見上げて、星をつむいで、進んでいきたいと思います。この社会が、少しでも「幸せ」に近づけるように。
星つむぎの村 共同代表 跡部浩一・高橋真理子


【今号の1枚!】
新春「酉年」、みなさまの夢や希望もドーンと飛び立て!との願いを込めて、
昨年129日、種子島宇宙センターから打ち上げられた、宇宙ステーション補給機「こうのとり」6号機を搭載したH-ⅡBロケット発射の写真をお送りします。
現地まで応援に駆け付けた星つむぎの村プロジェクト村民の田中真理さん撮影です。

☆【時季の星空】
新しい年が始まりました。
今年はどんな年になるだろうか、どんな年にしようか、1年を思い描き、まだ見ぬ未来を想像することは、なんだか楽しい気持ちがします。
年初め、星空で幸運探しはいかがでしょうか。
「一角獣座」を見つけると幸運がやってくると言われています。
一角獣とは、ユニコーンとして知られる頭に角の生えた想像上の馬のことです。
ユニコーンは「冬の大三角」の中に、西を向いて空に飛びあがっているような姿で見えています。
8時頃、東の空低く、とても明るく輝く星シリウスと、白色のプロキオン、赤色のベテルギウスを結んだものが「冬の大三角」です。
ユニコーンの星は、あまり明るくないので、できるだけ暗いところで探してみてください。
この「冬の大三角」のシリウスとプロキオンの他にも、このあたり一帯には明るい1等星が集まっています。
シリウス、プロキオン、ポルックス、カペラ、アルデバラン、リゲルとつないでいけば、大きな6角形「冬のダイヤモンド」になります。
「冬のダイヤモンド」の星は、それぞれ星座を形作る星です。
シリウスから順に、「おおいぬ座」、「こいぬ座」、「ふたご座」、「ぎょしゃ座」、「おうし座」、「オリオン座」です。
「冬の大三角」や「冬のダイヤモンド」は、都会の街中でも晴れていれば見つけることができます。
もし、ユニコーンが見つからなくても、これらの星並びを見つけることができれば、幸せな気持ちに浸れそうです。
(文責 小林さやか)


【星つむぎの村イベント情報】

<プラネタリウム・ハーモニー>
星つむぎの村のパートナー・心魂プロジェクトは、一流のパフォーマーたちが、難病の子たちにミュージカルなどを届ける活動しています。
その心魂プロジェクトと、プラネタリウムの共演を横浜で行います。
今回は、7mエアドームの中で、ミュージックシャワー! いったいどんなことが起きるのか??
残席わずかとのことなので、お急ぎください。

2017128日(土)、29日(日) プラネタリウム・ハーモニー
横浜ラポール  28日 110014301800 3回公演
29
日 10301400 2回公演
大人4500円、子ども
3500

詳細は、心魂プロジェクトのウェブサイトから

https://www.cocorodama.com/
チケットの申し込みはこちらからできます!
https://ticket.corich.jp/apply/79124
<星つむぎの村・星空合宿>
「星を介して人をつなぐコミュニケーション」をテーマに、 星や宇宙を深め、よりよいコミュニケーションを目指す企画を考えています。
もちろん、夜はみなさんで八ヶ岳のすばらしい星空を眺めましょう!
遅くなりましたが、合宿概要第一報を、この通信のあと、別配信でお届けいたします。
このメールを受け取っている方は、どなたでも参加可能ですので、ぜひ奮ってご参加ください。

日時:2017225日(土)、26日(日)
場所:ネオオリエンタルリゾート八ヶ岳内 セミナーハウス(星の郷ミュージアム)
【星関連イベント情報】・・・*・・・*・・・*・・・

 

<スターオーシャン八ヶ岳>
12
月~3月の冬の間、毎週土曜日に開催されている、八ヶ岳の美しい星空を楽しめるイベントです。
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8日のみ日曜日も開催します。
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2月の会場は、サンメドウズ清里スキー場です。
リフトで1900m上空まで昇り、そこでライトダウンして、満天の星空が広がる瞬間は感動モノですよ!
詳細は、
https://tenkuhaku.com/starocean/をご覧ください

 

★【今年、星つむぎの村ではどんな活動をするの?】・・・*・・・*・・・*・・・
星つむぎの村で中心となっている4つの活動について、今年の抱負をお届します。
(年末、プロジェクト村民ミーティング&忘年会の際に出た内容です)

1.病院がプラネタリウム
2016
年度は42件の病院や支援学校で実施(まだ残っているところがあります)することができました。
活動の様子は、
https://www.facebook.com/hospitalplanetarium/に掲載しています
今年もできるかぎり多く出向いて星空を届けたいと思っています。
また、病院等にいて本物の星空を見られない人たちが、年に1回プラネタリウムで星空を見て体験するだけではなく、
「見たい!」と思った時にいつでも星空に触れることができるシステムの構築に取り組みたいと考えています。
しかしながら、2017年度の活動資金については、まだ獲得できていない状況にあり、寄付金のご支援をお願いしています。
寄付金を寄せていただいた方には、ギフトも用意しております。皆さまのご協力いただけれれば幸いです。
寄付の方法等、詳細はこちら
http://hoshitsumugi.main.jp/web/news/919

2.被災地支援
昨年は、熊本県益城町や東北での活動では初めて福島県を訪れ、新しいつながりが生まれました。
今年は、昨年行くことができなかった福島の沿岸地域へも星空を届けたいと思っています。
また、春には宮城県への訪問を計画中です。
被災地支援も、長く継続して行っていきたい活動の一つです。

3.星の郷プロジェクト
昨年は、八ヶ岳での月に1回以上のプラネタリウムと星空観望会を行ってきました。
夏には「星空縁日」と題して、プラネタリウムのほか、ステラムービー「天の川の向こうへ~いのちのリレーを見つめて」の投影や、
「星のなる木ランプ」や望遠鏡の工作なども行い、たくさんの人たちと星を楽しむことができました。
今年はさらに、八ヶ岳を拠点に星空を楽しむ文化を育んでいけるよう、地域の皆さんとのネットワークの構築や、星空観望会などのイベントの実施など、地域に根差した活動に力を入れて行きたいと考えています。
今年も夏の星空縁日を開催予定ですので、ぜひ夏休みは八ヶ岳へ!

4.ユニバーサルデザイン(UD)
障害のあるなしに関わらず誰もがアクセスできたり、楽しむことができることを目指すユニバーサルデザイン。
昨年は、目に見える成果となる活動はできませんでしたが、
村民の有志が、ユニバーサル天文教育普及研究会に参加し、視覚または聴覚に頼らないコミュニケーションを実体験したり、
様々な団体の活動の様子を共有したりと、多くの刺激をもらってきました。
今年は、何かしらの活動に取り組みたいと考えています。
本通信でも、文章から少しでも星空が想像できるように、また写真など視覚的にも星空の情報をお届けできるように、努力していきたいと思っていますので、ご意見ご感想など、ぜひともお寄せ下さい。
そのほか、アメリカで皆既日食があったり、イプシロンロケットなど日本から多くのロケットの打ち上げ予定があったり、今年も楽しみの多い1年になりそうです。
皆さま、一緒に星空を見上げましょう!
そして、機会がありましたら、ぜひ星つむぎの村のイベントに参加して、一緒に星を眺めましょう!

(文責 植村あゆみ)

 

☆【どんな人なの?プロジェクト村民~その1~】・・・*・・・*・・・*・・・
年末、プロジェクト村民が集まって、どうしたらもっと星空をを見たくなったり、心があったかくなる通信になるだろう?と相談しました。
その時、この文章を書いている人の顔が浮かんできたり、プロジェクトに取り組んでる人のことが想像できたら、記事をもっと身近に感じてもらえるかも!?という意見が出ました。
そこで、今号から、プロジェクト村民の紹介をちょこっとさせていただこうかと思います。
まずは、今号の編集を担当している私から。

植村あゆみ
山梨県南アルプス市出身、現在は東京多摩地域在住。4歳の娘と1歳の息子を持つ転勤族の専業主婦。
星つむぎの村の前身、星の語り部に入ったのは9年ほど前、星を見上げることは好きだけど、なかなか星に詳しくならず、とほほ。
それでも、星の下であーだーこーだーみなさんと語り合うことは大好き。
私が星が好きなのは、この空はどこまでもつながっていて、自分が見上げている星をきっと遠くの誰かも見上げていると思えるから。
そして、遠くの誰かの顔が浮かんだり、一人じゃないんだよなあと感じることができるから。
昨年途中から、「青りんごさん(次号登場?)」と交代で、この通信の編集を担当中。
星空とあったかい気持ちを届けられる通信を目指して頑張りますので、よろしくお願いします。


★☆・本通信に関するお問い合わせ・☆★

info@hoshitsumugi.main.jpまでご連絡ください
みなさまからの情報、寄稿、ご意見も、お待ちしています!!

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